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キャリア教育の授業で「VISITS forms」を活用 学生の思考力を育むための教育ポリシーに迫る

jissen

実施内容

・共通科目「女性とキャリア形成」の授業において「VISITS forms」を導入

実施期間

・2022年度前期

課題・背景

学生が多様な学びに触れることで、半年の学びと相互学習効果を目的として導入


実施結果

  • アイデア前期授業での振り返りツールとして62名が「VISITS forms」を利用して学びの内容を提出
  • 講義から学んだことや意見について、他の学生との比較やVISITS formsにより可視化された
  • 「共感度の高かった意見」からさらなる学びに繋がった
 
東京都日野市に本部を置く私立大・実践女子大学では、卒業生を含む企業の代表等6名が自身のキャリアや学びを語る全6回の講義を実施。2022年度前期を通して行われたこの授業の振り返りツールとして「VISITS forms」を導入。「実就職率ランキング2022」(卒業生数1,000人以上)において全国女子大学の部門で2位を獲得するなど、学生の高い意識や実績に定評がある本学で、キャリア教育を牽引する文学部 国文学科 教授 学長補 佐深澤先生、そして実際に授業を受けた学生代表で文学部 国文学科専攻 森田さん、人間社会学部 現代社会学科専攻 加藤さんの2名にインタビューを実施しました。

 

学生一人ひとりのウェルビーイングを目指して

学部、学科、学年が異なるメンバーが集う機会で、意見を定量化する「VISITS forms」が果たす役目と

先生のご経歴と、「VISITS forms」を導入したきっかけを教えてください。
深澤教授:新卒で入社した資生堂では営業やマーケティング、新規事業開発など多様なポジションを経て、入社18年目の頃、労働組合の中央執行委員長に就任しました。この時、全国の事業所や工場で実際に働く社員の皆さんを見て「人材の価値」を目の当たりにしました。労働組合を退任後、人事部門へ異動となり、新卒採用担当に。目を輝かせながら夢を語る、たくさんの学生たちの姿に「学生のキャリア形成の支援を私のミッションにしたい」と資生堂を退職し、実践女子大学で教鞭をとることになりました。VISITS社とは資生堂人事部時代に松本代表に出会い、ビジョンに感銘を受けて以来のご縁です。

最先端のテクノロジーでキャリア教育をサポート

VISITS formsを導入した授業の内容を教えてください
深澤教授卒業生を含む企業トップ6名の講義を受けて、そこで得た学びや意見をレポートとしてVISITS formsで学生に提出してもらいました。そもそも本講義の目的はスピーカーの話を聞いて「自分のキャリア形成にどのように活かすか」を学ぶこと。感想や意見を出してもらうだけであれば従来型のレポートで可能ですが、今回はその学びを一層深めるための仕掛けとしてVISITS formsを導入しました。VISITS社の日米特許技術によって本当に共感度の高い意見を抽出できることや、後半のレビューセッションにおいて匿名で他の学生の意見に触れることのできる点、スコアリングされた結果を活用した振り返りの授業やグループワークを設けられるといった点が特に教育現場で有用であると実感しました。
学生のお二人はVISITS formsを使ってみていかがでしょうか。

学生 加藤:普段の講義では、グループワークなどの形で他の学生と意見交換をする場合、その場の雰囲気や関係性があるため自分の意見が本当はどの程度支持されているのか分からない点や、時間的な制約で十分にディスカッションしきれないなどの課題を感じていました。それに対してVISITS formsでは、他の学生が出した様々な意見に触れることができた点や、「共感度の高い意見」が最新の技術を通して定量的に算出されるといった点が興味深かったです。

学生 森田:「違う意見」を知ることができたことで、ただレポートを書くだけでは気づけなかったであろう学びがあり視野が広がった気がします。また、高校までは受け身の授業が多かったのですが、深澤先生の講義は学生の主体性を大切にした”挑戦する形”の講義であり、将来に向けて実践的な経験を積める講義と感じています。

共感から生まれる主体的なキャリア形成を目指して

最後に、先生の目指す未来についてお教えください

深澤教授:昨今「ウェルビーイング」(well-being)という言葉が謳われていますが、キャリア教育とは「学生一人ひとりのウェルビーイング」を実現することがその本質であると思っています。私が会社員だった時代は、上司から言われたことをいかに効率的に高品質で処理できるかが評価の基準でした。しかし、これからの時代は、他の人と同じことをやるのではなく、自分は「何が好きで」「何が得意なのか」、そしてそれを「社会にどう生かせるのか」という、自分の能力や時間を費やすべき方向性を見出すことがウェルビーイングのためには重要です。そのためには、受け身で講義を受けるのではなく、様々な形で「多様な意見に触れる」ことが重要だと考えます。学生の皆さんは未来の”可能性”であり、大きなポテンシャルを持っていますので、主体性や思考力を引き出せるようにサポートすることが我々の世代の役目と思っています。

 

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