実施内容 『探索すべき情報技術の発案・選定』、『複数技術を組み合わせたIT施策の考案・選定』において、VISITS formsを導入し、プロセスの効率化・高度化を実現。 実施期間 2022年10月および2023年4月に実施 |
課題・背景 当グループでは、最新の情報技術を探索・試行し、組織・従業員の生産性向上に貢献しています。これを推進するために、まずは①探索すべき情報技術の発案・選定、②複数技術を組み合わせたIT施策の考案・選定が非常に重要なプロセスとなります。本プロセスの効率化・高度化に向けてVISITS formsを導入 実施結果
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2022年下期の技術テーマ選定時、VISITS formsを活用し、「探索すべきと考えるテーマ」「そのテーマで具体的に何をすべきか」「なぜそのテーマに取り組む必要があるのか」など、本音を聞き出す8つの設問設計、環境整備を実施しました。また、レビューセッションでは期待効果や技術成熟度など5つの指標による相互評価を実施しました。そこで収集したアイデアとスコアを、散布図とバブルチャートにすることで視覚的に整理し、ワークショップで情報を活用しました。その結果、従来手法と比べて幅広く多様なアイデアの収集に成功しました。
さらに、ワークショップでの客観的スコアの明示により、質の高い議論、納得性の高い結論出しに繋がったと考えております。また、本取り組みではインタビューセッションとレビューセッションを2週間ずつ設けて実施したことで、メンバーから「思いついたときに好きなタイミングで入力することができてよかった」「ワークショップでは発言しにくいケースもあったが、自由な発想でアイデア出しをできた」等、ポジティブな意見が多数上がっていました。
以前の技術探索テーマのアイデア募集時と比較してアイデア数が約1.5倍に増えただけでなく、各メンバーが時間と場所を選ばすにアイデアを創出することができたり、匿名式であることで思い切った意見を投稿できたりと、満足度の高い意見出しをお互いに行うことができました。
また、IT施策の検討・選定においては、テーマ決定に至るまでの期間を、従来手法と比べて47%短縮することが可能になりました。VISITS formsの導入については約9割のメンバーがポジティブな評価をしており、アイデア数の増加や検討期間の短縮等、今回の試みは大きな成果が得られたと感じています。
当グループは、旭化成グループの組織や従業員の生産性向上に資するIT施策をゼロから企画しています。そのため、限られた時間内で、より多くのアイデアを効率的に収集し具体的な施策に落とし込むことが必須となります。今回の取組みを通じて、テーマ選定プロセスにおけるVISITS formsの高い有効性を感じることができましたので、今後も使い方を工夫して更なるブラッシュアップを行っていきたいと思います。
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