実施内容 新規ビジネスアイデアの創出・選定におけるVISITS formsの使用 実施期間 2019年 |
課題・背景 自社で保有する数多くの技術活用において、市場ニーズへのマッチや実現性のより高い物を算定するためアイデア出しと評価を科学的に評価できるVISITS formsの導入 実施結果
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トヨタ自動車の新事業企画部における新規事業案創出に、VISITS formsを活用したプロジェクトが採用されました。この取組によって、実際にいくつかのアイデアでPoC(概念実証)が走り始めただけでなく、そのプロセスが効率化されたという今回の取組について、本プロジェクトの中心人物である新規事業企画部 事業創造グループ長の大石氏にお話をお伺いしました。
当部門では、自動車製造領域以外に展開できる新規事業を立ち上げる取組を行っています。トヨタ社では無数とも言えるビジネスの種がある一方で、それを事業化しようとすると、その多さ故に市場のニーズや実現性に対して何が最も良いかというリサーチや戦略の策定に多くのリソースが必要という状況がありました。そのため、アイデアを効率的に出し、その実現価値を自動で可視化することができる点が良いと思い導入を決めました。
アイデア出しから意思決定のプロセスの効率化という点では、市場分析やニーズ調査を含め数ヶ月単位かかっていたスクリーニングのフェーズが、約1ヶ月まで短縮されました。新規事業においては1つ1つのアイデアの作り上げに時間をかける必要性があり、その部分はまだ自動化は難しく人の努力が必要ですが、ある程度妥当性の高いものに絞り導入部分を半自動でクイック&ダーティーに進められる点にVISITS formsの価値を感じています。また、匿名/ 機械的に強制的に優先順位づけしてくれるので “見なくても良い” アイデアや検証項目を検討する時間も省く事が出来ました。
社内で複数のアイデアを効率的に選定して行く際に使用するイメージは持てましたが、例えば医療業界の専門知識など業界横断でのニーズをデータベース化していくことが出来たら更に面白そうだと思いました。
アイデアを事業化するためには、まず何にフォーカスをするかがあり、その後でその種を育てるための調査や戦略立案・推進が必要になります。前者についてはVISITS formsが定期的なスクリーニング手法となる可能性を感じています。今回のワークや実際のプロジェクトから得た知見を通じ、新規事業創出の加速化に繋げていきたいと思います。
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