実施内容 Z世代の「味覚の重心」やそこに潜むインサイトをテクノロジーで定量的に可視化すべく、Z世代の学生とカゴメ様社員でVISITS formsを用いてオンライン完結で実施 実施期間 2021年10〜12月 |
課題・背景 ユーザーの方が真に求めているものをデータドリブンで解像度高く把握するプロセスイノベーションの探索を目的に、VISITS formsを導入 実施結果
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その後の商品開発における各種意思決定においても、どうしても責任者の定性的な肌感覚に頼らざるを得ない部分があります。
ユーザーの方が求めている嗜好性を科学的に分類出来ないか?という課題認識から本プロジェクトの実施を決定致しました。
結果が定量的に可視化されるので、納得度が高そうだなと思いました。 また、新しいアプローチによって出た結果を深堀りすることで、今までの商品開発プロセスを変えることができるのではないか、今まで気付かなかった新しい視点が見えるのではないかと考えました。
非常に斬新なアプローチで、従来の手法では把握が困難な「味覚の嗜好性」「表現力」という切り口でユーザーの方をカテゴライズし、各カテゴリの「味覚の重心」を把握することができました。 従来の手法では外形的な属性によるカテゴライズになりがちですが、今回は同じような属性の方や、家族の方であっても味覚の嗜好性が全く違うということがわかりました。 また、インタビューでは把握が難しいユーザーのインサイトをテクノロジーで可視化することが出来ました。有名なお話ですが馬車が主な移動手段の時代のユーザーにインタビューしても「速く走る馬が欲しい」となり「車が欲しい」とはなりませんよね。 今回の取り組みではユーザーご本人が自覚していない故にインタビューだと言語化が難しいインサイトを可視化できた点が大きかったですね。
参加者からは一連のプロセスに参加していて楽しかった、他の人との相違点が見えたという声が多かったです。社内で実施した事前説明会に参加できなかった方からもたくさんの問い合わせを頂いたりしました。
最終的には参加者120名が一人の離脱もなく、相互評価まで完了したという事実が楽しかったということを物語っている気がしますね。
今回の結果に属性情報などをかけ合わせることで、味覚が変化するタイミングを解像度高く把握することができるのではないかと考えています。 また、科学的なデータに基づき、嫌いだった食べ物が好きになる嗜好性の重心の変化の可視化や健康のための行動変容を促す取り組みができると面白いですね。ご本人の自覚症状がない段階で「あなたと近い嗜好性の方は◯◯という野菜豊富のメニューを好んで食べていますよ。」といったアドバイスができると面白いなと思います。
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