VISITS forms活用事例

VISITS formsはイノベーション創出の『コアエンジン』新規事業のアイディエーションの効率化に効果を実感

作成者: 株式会社電通|2023-07-28

実施内容

Expert Idea 500は様々な業界のクライアントに対し、新製品・新規事業開発の支援を実施しているが、「VISITS forms」は専門家が新製品・新規事業のアイディエーションとその評価を行うフェーズで活用されており、約100名の専門家が参加し、500案以上のアイデアを創出することに成功。

実施期間

2020年4月以降 複数回実施

課題・背景

Expert idea 500では約100名の専門家がアイデア創出と、出されたアイデアの相互評価も行うことから、大量のアイデア案を収集することに優れ、さらに質の高い評価を定量的に行うことが可能なVISITS formsを導入


実施結果

  • 専門家から500案以上の大量のアイデアを効率よく集め、これまでにないアイデアに出会うことができた
  • 相互評価のパートの後、自動でアイデアの価値がスコアリングされることによって、大量のアイデアの中から共感性、実現可能性が高いものなど、重要なアイデアを見出すことに繋がった
  • 様々な業界のクライアント様に質の高い新製品・新規事業開発の支援を行うためのコアエンジンとして期待
 
株式会社電通では、株式会社ミーミル、VISITS Technologiesと共同開発したイノベーション創出支援サービス「Expert Idea 500」において「VISITS forms」を採用。このイノベーティブなサービスにおける「VISITS forms」がもたらす効果について、プログラムを推進された電通ビジネスデザインスクエアの伊神様、飯塚様へ詳しく伺いました。

 

新規事業開発の現場において、VISITS formsはこれまでにない新たな武器

−導入の背景を教えてください。
当社がVISITS Technologies社、ミーミル社*と共同開発した「Expert Idea 500**(エキスパートアイデア500)」において「VISITS forms」を採用しました。Expert Idea 500は、様々な業界(日用品、嗜好品、飲料、エネルギー、家電、製造業、B2B企業など)のクライアントの新製品・新規事業開発支援に活用されています。その中で「VISITS forms」の役割は、約100名の専門家が参加する「エキスパート・アイディエーション」において、専門家からアイデアを集め、相互評価・スコアリングの実施です。前半の「インタビューセッション」で大量のアイデア案をスピーディーに収集することが出来るだけでなく、質の高い評価を行うための「レビューセッション」を備えており、独自のアルゴリズムにより定量的な結果を効率的に抽出出来るため、導入を決定しました。 
*ミーミル社は約20,000人のエキスパート(専門家)データベースを保有し、案件に応じて様々な領域の専門家に依頼をかけられる
**Expert Idea 500では、多様な領域の専門家のアイデアがVISITS formsのテクノロジーによって定量化されることで、従来はなかったアイデア群が見えてくることがポイントとなる
前半の「インタビューセッション」パートの結果はいかがでしたか?
約100名の専門家に参加いただき、500案以上のアイデア創出に繋がりました。VISITS formsを活用することで、大量のアイデアを効率よく、スピーディーに集めることができるため、これまでに出会えなかった新たなビジネスの種を見つけることができる点を特に評価しています。アイデア同士の思わぬ掛け合わせもあり、実施するたびに発見ばかりです。従来は大量にアイデアを集めてもそれを適切に評価する方法が無かったために、大量のアイデアを集めるようなアプローチは取ることが難しかったです。

後半の「レビューセッション」についてはいかがでしょうか?

「Expert Idea 500」では、各分野の専門家に参加してもらい、それぞれの分野での新規性や受容性、ビジネス化への実現可能性などを評価してもらいます。レビューセッションで専門家同士が相互評価することで結果に対する信頼性が高まる点が特に良いと思います。

全体を通してのご感想を教えてください。

専門家のナレッジを集結させた500以上もの大量のアイデア収集とその評価は、このツールなしには実現できなかったと思います。アイデアを収集するまでの時間を短縮出来るといった側面もありますし、VISITS formsがなければアイデアの評価や仕分けにも多大な労力がかかっていたはずです。俯瞰的かつフラットな観点で評価することがビジネスには必要ですが、自社が創出したアイデアはどうしても主観のバイアスがかかりがちです。その点、専門家同士が相互評価し、その評価を基に独自のAI技術やアルゴリズムにより”質の高い”結果をアウトプット出来るという点に大きな価値を感じました。

−今後、期待する点は?

レッジ化できることですね。新たに生まれたアイデア一つも貴重ですが、「誰にどのように評価されたのか」という実績もまた価値であり、案件ごとの機密はもちろんありますが「(アイデアの)評価のされ方」が蓄積して残り、共有化されると、これまで案件ごとに閉じていたアイデアに新たな意味を持たせられるとも思います。「VISITS forms」は、「Expert Idea 500」のコアエンジンです。「知識をどう集合知として集め、評価し、活かすか」に対して一緒に焦点を定めながら、様々な業界のクライアント様に質の高い新製品・新規事業開発の支援をしていきたいです。

 

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